アメリカの大自然の秘境:コヨーテビュート/ウェーブへ
冬ならば。。。当たるかもしれない。そんな思いを込めてウェーブ行きのパーミットの抽選に応募。やっと当たった。1/27火曜日。やっぱり平日のどうも人気のなさそうな日。私は2度目で当たったので、まだよいほうらしい。
前日からKanabの町に滞在。心配していた雪もなさそう。雪で覆われていたらどうにもならないものねえ。朝8時にはホテルを出発、まずはトレイルヘッドをめざす。しばらく舗装された国道を走ったあとは、未舗装の道をしばらく走る。まだ寒かったので道は凍っていた。(が、どうやらそれはよいことだったらしい。あとで実感することになる。)
トレイルヘッドに到着。車は私たち以外に2台ほど。駐車場にはトイレがあるくらい。親切な案内の看板などを期待してはいけない。最小限のものがあるだけ。そこが本当に正しい駐車場なのかさえも少し心配なくらいだ。
まあ、こちらだろう、とぼちぼち歩き始める。最初は道路を渡ってかわらのようなところを歩く。すると小さな看板が。。。
こんなものですよ。ちょっとはずれたら見落としそう。
それから、どこがトレイルカもわからないようなところをひたすら歩くこと、約1時間。あがったり、下がったり、人の気配も、獣の気配もないような、広大な手付かずの自然の中を歩く。前の人を見失ったら、迷うよなあ。「あれっ、どこいっちゃったけ。」写真を撮りながら歩いている私は、しょっちゅうそんなことを言っていた。
そんなこんなをしているうちに、それらしいと思える風景が前方に近づいてきた。 それで、ここをあがると。。。
とまあ、ウェーブに到着!!先客のドイツからの男性一人。彼は7度目のトライであたったらしい。私はこんな風景がずっと続くのかと思っていた。でもそうでもないらしい。この写真でよく見る景色は、はてしなく続いてはいなかった。正直「本当にこれだけ?」という疑問がわいたが、誰に聞いてもこれがメインだと言われた。やはり写真では語れないものがあるのだ。自分の目で見るのが一番。
それでもその近辺を散策した。パーミットをもった数人の人間しか動くものはない。
ドイツからのお兄さんはそこに一日居座るらしかったか、私たちはぼちぼち戻ることにする。もう来た道などわからない。もう少しでまったく違う方向へ行くところだった。みんながきちんと駐車場にもどれるのかがまた気になった。
駐車場からまた車で未舗装の道を戻るのがたいへんだった。朝凍っていた道は、もうずるずる状態。何度もWashを渡るが、本当にこのぬかるみを通り抜けることができるのかが、心の底から心配だった。4WDに乗っていたにもかかわらずだ。
とにかく、Waveには行ってきた。でももう一度行ってみたい。なんだかあれだけ広い自然の中に、このWaveだけではなく、もっといろいろな面白いところがあるに違いない。そう信じてやまない今日この頃である。